生活費の工面
日雇い派遣から通常の仕事に移ろうとする人にとっては、これが一番の問題かと思います。 仕事に入ってさえいればいつでも給料が貰える事に慣れ、貰った金額を短期間で使い切ってしまう事が日常になった人にとって一ヶ月給料が入ってこないのは死活問題です。
方法は2つ。
3月の繁忙期などにできる限り無茶をして働いて金を貯めるか、新しい仕事が見つかった時に日雇い派遣も併用して休みなく働いて一ヶ月を乗り切るか、です。
一つ目の無茶をして働く方法ですが、これは日雇い派遣から貰う仕事だけでは一ヶ月休みなしで働いても金は貯まらないと思います。ですので直バイトも併用します。コンビニなどでも構いませんが、派遣先の業者さんから直で貰う仕事のほうが割が良いです。もちろん、これはほとんどの派遣会社が禁止していますが、ベテランは大抵、一つや二つはコネクションを確保しているはずです。
二つ目の脱出後の仕事と日雇い派遣を併用する方法ですが、どちらかと言うとこちらのほうが現実的かもしれません。
派遣社員の場合は、バイトの禁止などはない場合が多いので土日などの休みを当面の生活費を稼ぐ時間に当てましょう。日雇い派遣で培った節約能力があれば、一万円あれば一週間くらい余裕で暮らせるでしょう。
たった一ヶ月休みを諦め、快楽を我慢すれば、今までの金のない最低な生活から抜けられるのです。
いつかは決断しなければいけないのであれば、身体が動き、無茶ができる今のうちに決断しましょう。
いつまでも日雇い派遣から離れられない人のなかには以下のような心理があるのではないでしょうか?
「せっかくリーダー格になれて、手当てもあるし尊敬されて居心地がいい」
「 気が許せる仲間もいるし 、また別のところで新人からやるのもな・・・」
これらはかつて私自身の中にもあったものです。
派遣先の業者から頼りにされて、新人に尊敬される環境は非常に心地良いものです。
それで総てが満足ならまったく構わないんですが、現状に不満があって、なんとかしたいけど、その思いが邪魔しているのであれば、そんなものはさっさと捨ててしまいましょう。
きっと、その程度のものは他のところでも同じように手に入ります。
誰でも3ヶ月やればエキスパートになれる軽作業のリーダー格が、そんなに惜しいですか? |